その他今回、Fフォーク上部のカバーも半艶ブラックでペイントしました。
今後、ヘッドライトの小型化やシートの張り替え等、理想のスタイルに向けてカスタムは進行予定なのです。
折角なので普段手入れのし難い箇所も洗浄して組み付け作業へ。
最終の磨きでさらにピカピカな仕上がりに
時間とエネルギーをかけたカスタムペイントと仕上げのクリアーコートが無事完了!
デザインワークに入る前に各パーツの付属品の位置を確認しています。
下地塗装が十分に乾燥したら研磨作業→ベースカラー塗装→乾燥室へ。
それぞれの品に必要な下地処理を施した後、下地塗料を塗装し乾燥室へ。
フェンダーを加工する前に、再度車体に組み付けて最終的なバランスを確認します。
取り外したパーツは各作業に入る前に汚れ等を落としておきます。
この時点から最終的な仕上がりを左右する事も十分にあったりもするのです。
僕らの仕事は繊細さと先を想像する力が全てと言っても過言ではありません。
如何に大切な車両であっても実用品である以上、時にはこの様なダメージに遭遇する事も。
でもご安心ください、仕上がった際には何事も無かった様な気分になれるはずです。
まずは、パーツの取り外しから。
キッチリ段取りをして、安全的確に作業を進めます。
事前打ち合わせから数週間後、実作業の為再度ご来店頂き、車両をお預かりします。
前回よりもカスタムパーツの装着が進んでいるようです!
まずは事前打ち合わせの為ご来店頂き、オーナーさんご持参の資料を元にペイントプランのご提案から。
比較的珍しいトライアンフのアメリカンスタイルマシン、スピードマスターのリペイント例。
トライアンフと言えば何となくカフェレーサーをイメージしてしまう世代の僕ですが、
ここ数年のカスタムトレンドではチョッパーベースとしてかなり人気のあるトライアンフ。
ただし流行はオールドスクール系カスタムのトラチョッパーなので、リリース時から
アメリカンスタイルのスピードマスターはやはり街では珍しい部類に入ると思います。
そんなSPEEDMASTERを今回は「大人の男」仕様に染め上げたいと思います。
【TRIUMPH SPEED MASTER】
ご要望や趣味趣向をお伺いしながら、デザイン/ペイント色/完成イメージ等の概要を構築していきます。
各細部は最終的にお任せ頂き、無事ペイントプランが完成しました。
今回はその他にタンクの凹み修正とリアフェンダーのカット加工を施します。
イメージを具現化する為に選ばれた、
漆黒のブラックベースにシルバーリーフをスピンフィニッシュしたラインワーク。
タンク/Fフェンダーには光の加減で浮き上がるユニオンジャックとサイドカバーにはトリコロールのユニオンジャック&ロゴペイント。
タンクからリアフェンダーにかけて絞る様なライン構成とリアフェンダーの加工によってバランスの良い凝縮感に溢れた後ろ姿。
通常ならばベース車にH-Dが選ばれそうなカスタムスタイルですが、普段JAGUAR
XJのステアリングを握るオーナーさんの趣向を
考えれば納得の選択なのです。V8/V2エンジンじゃなくても、格好良くて少しだけワルい大人の演出に脱帽です。
漆黒の鎧に包まれた英国騎士の完成です。
そして
前出のタンクダメージ箇所と言えば。
このとおりです。